2014年12月15日

うろこだま 長谷川摂子

 いよいよ年末ですが、今年は何かスカッとしたことがありましたか?
 もしかしたらあったのかもしれませんが、ついつい心にくすぶる出来事ばかり思い出してしまいますよね。
 大掃除と共に、心の中までスッキり掃除させたいものです。

 さて、そんな時にオススメなのが、この「うろこだま」
 見るからに“昔話”という感じの絵柄とストーリーですが、これが何とも胸がスッキリするお話。
 寝る前に読めば、翌朝の目覚めが良くなりそうな一冊です。
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 主人公のおじいさんは、貧しいながらも、犬と猫を可愛がりながら心穏やかに暮らします。


 ある日、おじいさんは、積んであった薪から白い蛇を見つけます。
 その蛇があまりにも小さくか弱いため、おじいさんは蛇を慈しみながら大事に大事に育てます。

 その後、蛇はどんどん成長。おじいさんが蛇を逃がしてやると、蛇は松の木の根元の穴に潜り込みます。
 おじいさんがその穴を覗くと、そこには金の鱗がビッシリとはりついた玉が・・・。

 その“うろこだま”のおかげで、おじいさんは呉服屋を始めて大金持ちに。
 しかし、新しく雇われた小僧がうろこだまを盗み出してしまいます。
 以来、おじいさんはまた貧乏に逆戻り。さて、心優しいおじいさんの運命やいかに!?
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 この後、犬と猫が驚くべき活躍を見せハッピーエンドとなるわけですが、これがなかなか手が込んでいます。
 幸せをつかまえられそうで、すり抜けて、またつかまえられそうで、でもやっぱりすり抜けて・・・と、ドキドキハラハラ全く目が離せない展開です。

 昔話だから、心優しいおじいさんが幸せになるのだろう、と単純に予想しながら読んでいたのですが、まさかここまで引っ張るとは思いませんでした。
 ドラマなら最終回の最後の10分、野球なら9回裏2アウトからの急展開といったところでしょうか。
 その、意外な“正義は勝つ”の姿は、もう頭のてっぺんからつま先まで「スッキリ!」
 こんな大逆転があるのねぇ〜、と思い切りニンマリしてしまいました。

 てのひらむかしばなし「うろこだま」。
 今年の「モヤッと」を「スカッと」に変えたい方にオススメです。

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posted by aconyan at 15:00| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月02日

「親子で遊べるおりがみ 〜おりがみとペーパーマジック〜」

 冬になると、日が暮れるのも早いため、家で過ごす時間が長くなりますね。
 そんな季節の強い味方が、折り紙です。

 当ブログでも、これまでいくつか折り紙関連の本を紹介してきましたが、この本は決定版と言えるかもしれません。
(これまでの折り紙本のレビューは、こちらです。↓
「はじめての多面体おりがみ」
「こどもの切り絵遊び」


 本書には動物や手品など、様々な折り紙作品が多数載っているのですが、今回はそのなかでも「小さいお子さんでも作れて」、「遊ぶ要素が強いもの」を作ってみました。



まず「おはじき」。一般的な折り紙を、4分の1に切って作りました。
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お次は「椿」
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が、コマに変身!


さてさて、お次は今日の運勢を占ってみましょう。
あなたはどれを選ぶ?
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8番ですね。えーと、元気よく挨拶をするといいみたいよ!
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お次は百面相。今は笑っているクマちゃんですが・・・。
waraiguma.jpg

一瞬で「あっ!怒ってる!」
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かと思えば「あれれ?泣いてる???」
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組み合わせを変えると、いろんな表情にできます。なかには、ちょっとアブナイ感じのものも・・・。
kumakuma2.jpg kumakuma.jpg
kumakma2.jpg


では最後に、あと1ヶ月でお正月なのでこんな作品を・・・。
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それでは皆様、素敵な年末年始をお過ごしください。(まだ早いかな?)

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posted by aconyan at 13:35| Comment(0) | 工作・パズル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月18日

伊藤比呂美さんの「今日」が新聞に!

 朝日新聞2014/11/18朝刊「生活」面に、伊藤比呂美さんの「今日」が紹介されていました。
「今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた」
(以下略)
 以前、ネット上で話題になったこともある詩なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
 あまりの反響に、この詩は昨年2月に絵本として出版され、これまでの売り上げは1万5千部にのぼると言われています。



 記事によると、この詩はもともと「よみ人知らず」。
 英語圏に伝わっていた「Today」という詩を、伊藤さんが友人に頼まれて翻訳したものだそうです。
(原文では、
Today I left some dishes dirty,
The bed got made about two-thirty.
The nappies soaked a little longer,
The odour got a little stronger.
 となっています。原文全てを読むと、その見事な脚韻に唸りますよ。)


 私の子どもはもう小学生ですが、赤ん坊の頃はこの詩にずいぶん助けられたような気がします。
 育休中、毎日のように近所の児童館や地区センター等に通っていたため、孤独感というものは全くなかったのですが、友達が増えれば増えるほど、他の母親が立派に見えてきて落ち込むことも度々ありました。
(その時にできた友人たちは、今でも宝物ですけど、ねわーい(嬉しい顔)

 そんな時に、この詩の最後、「わたしはちゃーんとやったわけだ」の言葉にどれほど励まされたことか。
 当新聞記事にも、やはりこの「わたしはちゃーんとやったわけだ」が一番心に響いたとの声が載せられています。
 
 理想を言えばキリがなく、その理想ばかりを要求され、にも関わらず、なかなか人に認められない「育児」。誰かに称賛してほしいわけでも、報酬がほしいわけでもないけど、そんな日が続くとやはり心が鬱々としてきますよね。だからこそ、この詩が世の中に広く受け入れられるのでしょう。

 私もまだまだ育児真っ只中です。
 この本を手元に置き、時おりパラパラめくっては、自分で自分を誉めてやりたい・・・心からそう思います。

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posted by aconyan at 09:03| Comment(0) | 保護者の方向け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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